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物理 > 第1編 力と運動 > 第1章 平面内の運動

① 平面内の速度・加速度 [プレゼン風デモ]

01 VECTOR & DISPLACEMENT ベ ク ト ル と 変 位
🎯
このカードで掴むのは 「大きさ+向き」をもつ量 の扱い方。
平行四辺形の法則と成分分解ができれば、速度・加速度・力すべてに応用できる。

📐 1. ベクトル・位置ベクトル・変位

「船はどこにいる? どこへ向かった?」——正確に伝えるには,大きさと向きをもつベクトルが必要になる。

ベクトルとは

「北に 200 m」「東に 3 km/h」のように,ある量を伝えるとき 大きさだけでなく向きも必要なことがある。 このように,大きさと向きの両方で決まる量を ベクトル(vector)という。 図では矢印で表し,矢印の長さが大きさ,矢印の方向が向きを示す。

💡
ベクトル(vector)大きさ向きをもつ量。矢印で表す。
対して,温度や質量のように大きさだけの量をスカラー(scalar)という。

ベクトルの和

2つのベクトルのは,平行四辺形の法則で求められる。 始点をそろえて描き,平行移動すると平行四辺形ができ,対角線が和ベクトルになる。

$$ \vec{a} + \vec{b} = (a_x + b_x,\; a_y + b_y) $$

変位(displacement)

物体が点 P(位置ベクトル \(\vec{r}_1\))から点 Q(位置ベクトル \(\vec{r}_2\))に移動したとき, 位置の変化を表すベクトルを 変位 といい \(\Delta\vec{r}\) で表す。

\(\Delta\vec{r} = \) \(\vec{r}_{2} - \vec{r}_{1}\)
📌 ポイント

P → Q への経路がどう変わっても,始点と終点が同じなら変位 \(\Delta\vec{r}\) は同じ。 変位は「どこを通ったか」ではなく「どれだけ位置が変わったか」を表す

SCROLL
02 VELOCITY COMPOSITION 速 度 の 合 成 ・ 分 解
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速度もベクトルだから、和・差・成分分解が効く。
川を渡る船・風を受ける飛行機——すべて 合成速度 で説明できる。

🚢 2. 速度の合成・分解

「川を横切る船は,岸からどう見える?」——速度もベクトルだから,合成・分解ができる。

平面運動の速度

時間 \(\Delta t\)〔s〕の間に物体が P から Q まで進むとき,平均の速度 \(\bar{\vec{v}}\) は変位を時間で割った

$$ \bar{\vec{v}} = \frac{\Delta\vec{r}}{\Delta t} $$

この式で \(\Delta t\) を限りなく小さくしていくときの極限が,点 P での船の瞬間の速度であり,その向きは経路の接線方向になる。

速度の合成

静水時の船の速度を \(\vec{v}_1\),流水の速度を \(\vec{v}_2\) とすると, 岸から見た船の速度(合成速度)は

\(\vec{v} = \)\(\vec{v}_{1} + \vec{v}_{2}\)

速度の成分

速度 \(\vec{v}\)(大きさ \(v\))が x 軸の正の向きとなす角を \(\theta\) とすると

\(v_x = v\cos\theta\),\(v_y = v\sin\theta\),\(v = \sqrt{v_x^2 + v_y^2}\)
\(v\)〔m/s〕:速度の大きさ
\(\theta\):速度が x 軸となす角
\(v_x, v_y\)〔m/s〕:x 成分,y 成分
03 SUMMARY ま と め
🔑
今日のキー:ベクトルは和・差・成分分解ができる
この3つの操作で速度も加速度も相対運動も扱える。

🔑 まとめ