設定:水平な床に物体を静かに置きます。物体にはたらく力を全て挙げ、各力の反作用を答えます。
物体にはたらく力:
つりあいの関係(同じ物体上):物体が静止しているので、はたらく2力の合力がゼロです。
$$ N - mg = 0 \quad \Longrightarrow \quad N = mg $$各力の反作用(異なる物体上):作用反作用の法則により、力は常にペアではたらきます。
| 作用 | 反作用 |
|---|---|
| 地球→物体(重力 $mg$) | 物体→地球(万有引力 $mg$、上向き) |
| 床→物体(垂直抗力 $N$) | 物体→床(押す力 $N$、下向き) |
つりあい:同一物体にはたらく2力で、合力ゼロ → $N$ と $mg$ の関係
作用反作用:異なる物体にはたらく2力で、同一直線上、逆向き、同じ大きさ → 重力と「物体が地球を引く力」の関係
「つりあい=作用反作用」と混同しないこと!つりあいが崩れても作用反作用は常に成立します。
作用反作用の法則:2物体間の力は常に「同じ大きさ・逆向き・同一作用線上」。つりあいとは別概念(つりあい=1物体上の合力ゼロ、作用反作用=2物体間の力の対)。
物体の質量を \(m = 2.0\) kg、重力加速度を \(g = 9.8\) m/s² として、各力の大きさを実際に計算する。
重力の大きさ:
$$ W = mg = 2.0 \times 9.8 = 19.6 \text{ N(鉛直下向き)} $$物体は静止しているので、垂直抗力 \(N\) は重力とつりあう(同じ物体上の力のつりあい):
$$ N - mg = 0 \quad \Longrightarrow \quad N = mg = 2.0 \times 9.8 = 19.6 \text{ N(鉛直上向き)} $$作用反作用の法則により、それぞれの力にはペアの反作用が存在する:
$$ \text{物体が地球を引く力} = 19.6 \text{ N(鉛直上向き、地球が受ける)} $$ $$ \text{物体が床を押す力} = N = 19.6 \text{ N(鉛直下向き、床が受ける)} $$重要:つりあいの2力(重力と垂直抗力)は同じ物体(物体)にはたらく。一方、作用反作用の2力(例:重力と「物体が地球を引く力」)は異なる物体にはたらく。両者は混同してはいけない。