力の整理:
鉛直方向の力のつりあい:
$$N_B = W \quad \cdots (1)$$水平方向の力のつりあい:
$$F = N_A \quad \cdots (2)$$A まわりのモーメント(反時計回り正):
A 点に作用する $N_B$ と $F$ のモーメントは 0 なので、$N_A$ と $W$ のみ考えます。
$N_A$ は B 点で水平方向に作用。A からの垂直距離(うでの長さ)= $l\sin 60° = \frac{\sqrt{3}}{2}l$
$W$ は A から $\frac{l}{3}$ の点で鉛直下向きに作用。A からの水平距離 = $\frac{l}{3}\cos 60° = \frac{l}{6}$
$$N_A \cdot l\sin 60° = W \cdot \frac{l}{3}\cos 60°$$ $$N_A \cdot \frac{\sqrt{3}}{2}l = W \cdot \frac{l}{6}$$ $$N_A = \frac{W}{6} \cdot \frac{2}{\sqrt{3}} = \frac{W}{3\sqrt{3}} = \frac{\sqrt{3}}{9}W$$(2) より $F = N_A = \dfrac{\sqrt{3}}{9}W$
棒自体に重さがあれば、A まわりのモーメントの式に棒の重心(A から $\frac{l}{2}$)での重力のモーメントを加えます。
壁に立てかけた棒の典型問題。なめらかな壁 → 垂直抗力のみ。あらい床 → 垂直抗力+摩擦力。未知の力が多い方の点をモーメントの回転軸に選ぶと計算が楽。