自転半径:緯度 \(\theta\) の地点Pでの自転半径(地軸からの距離)は \(R\cos\theta\) です。
遠心力の大きさ:
緯度 \(\theta\) における遠心力の大きさは \(mR\omega^2\cos\theta\)。遠心力の方向は地軸から垂直に離れる向き(水平方向ではない)。
地球を均質な球とみなすと、地表上(距離 \(R\))の万有引力は:
これは緯度 \(\theta\) によらず一定です。
地球を球とみなすとき、万有引力の大きさは地球中心からの距離のみで決まり、緯度によらない。地表では常に \(F = GMm/R^2\)。
重力の動径成分:遠心力 \(F' = mR\omega^2\cos\theta\) のうち、地球中心から外向き(万有引力と反対向き)の成分は \(F'\cos\theta\) です。
したがって重力の大きさ(動径成分の近似)は:
重力加速度 \(g\) は緯度によって変化する。\(g = \dfrac{GM}{R^2} - R\omega^2\cos^2\theta\) なので、赤道で最小、極で最大。
設問(1)の結果 \(g = \dfrac{GM}{R^2} - R\omega^2\cos^2\theta\) に各緯度を代入します。
北極(\(\theta = 90°\)):\(\cos 90° = 0\) なので遠心力の影響はゼロです。
$$g_N = \frac{GM}{R^2} - R\omega^2 \times 0 = \frac{GM}{R^2}$$赤道(\(\theta = 0°\)):\(\cos 0° = 1\) なので遠心力の影響が最大です。
$$g_E = \frac{GM}{R^2} - R\omega^2 \times 1 = \frac{GM}{R^2} - R\omega^2$$差:
$$\Delta g = g_N - g_E = \frac{GM}{R^2} - \left(\frac{GM}{R^2} - R\omega^2\right) = R\omega^2$$よって、北極での重力加速度のほうが大きい。
北極での重力加速度のほうが大きい。
等速円運動の加速度は常に中心を向き、大きさは $a = \frac{v^2}{r} = r\omega^2$ です。速度の大きさは変わりませんが、方向が変わり続けるため加速度が存在します。
北極と赤道の重力加速度の差は \(R\omega^2\)。地球では \(R\omega^2 \fallingdotseq 0.034\) m/s\(^2\) で、\(g\) の約1/300。