設定:断熱容器1に \(n_1\) mol の単原子分子理想気体(温度 \(T_1\))、断熱容器2に \(n_2\) mol(温度 \(T_2\))。コックを開いて混合させる。
内部エネルギー保存の適用:
断熱容器で外部への仕事もないため、$Q = 0$、$W = 0$ より $\Delta U = 0$。
混合前後で内部エネルギーの合計が等しい:
$$U_{\text{前}} = U_{\text{後}}$$ $$\frac{3}{2}n_1 RT_1 + \frac{3}{2}n_2 RT_2 = \frac{3}{2}(n_1 + n_2)RT$$$\dfrac{3}{2}R$ で割ると:
$$n_1 T_1 + n_2 T_2 = (n_1 + n_2)T$$$T$ について解くと:
(モル数で重みを付けた加重平均温度)
もし一方が真空(\(n_2 = 0\))の容器につなぐ「自由膨張」の場合、気体は仕事をせずに膨張するので温度は変化しません(\(T = T_1\))。
ピストンを介した場合は気体が仕事をするため、温度は下がります。断熱自由膨張との違いに注意しましょう。
断熱容器内の気体の混合では内部エネルギーが保存される。混合後の温度は各気体のモル数と温度の加重平均になります。\(\Delta U = Q - W\) で \(Q = W = 0\) であることを確認しましょう。