応用問題280 正弦波の反射

固定端反射と定在波の節

直感的理解
固定端では媒質が動けないので、反射波は入射波と逆位相(山→谷)で反射します。固定端は必ず定在波のになり、そこから \(\lambda/2\) ごとに節が並びます。入射波の図から波長を読み取り、固定端から逆算して節を特定します。

波長の読み取り:

点 A, B, C, D, E, F はそれぞれ $x = 0, 1, 2, 3, 4, 5$ m の位置にあります。入射波の波形から、隣り合う山から山(または谷から谷)の距離を読み取ると:

$$\lambda = 2.0 \text{ m}$$

節の間隔:

定在波の節の間隔は半波長です:

$$d = \frac{\lambda}{2} = \frac{2.0}{2} = 1.0 \text{ m}$$

固定端からの節の位置:

固定端 F($x = 5$ m)は必ずです。F から $\lambda/2 = 1.0$ m ごとに節が並ぶので:

$$x_{\text{節}} = 5,\; 5 - 1.0,\; 5 - 2.0,\; 5 - 3.0,\; 5 - 4.0,\; 5 - 5.0$$ $$= 5,\; 4,\; 3,\; 2,\; 1,\; 0 \text{ m}$$

しかし、$\lambda = 2.0$ m のとき節の間隔は $\lambda/2 = 1.0$ m で、すべての点が節になるわけではありません。実際は入射波の波形から正確な $\lambda$ を確認する必要があります。

$\lambda = 2.0$ m の場合、固定端 F = 節から $\lambda/2 = 1.0$ m 間隔で:

$$\text{節の位置:F}(x=5),\; \text{D}(x=3),\; \text{B}(x=1)$$

腹の位置はその中間($\lambda/4$ ずれた位置):

$$\text{腹の位置:E}(x=4),\; \text{C}(x=2),\; \text{A}(x=0) \text{ 付近}$$
答え:
定在波の節の位置は B, D, F($\lambda/2 = 1.0$ m 間隔)
補足:自由端反射との違い

自由端反射では、反射波は入射波と同位相(山→山)で反射します。自由端は定在波のになります。

反射の種類位相変化端の状態
固定端反射\(\pi\)(逆位相)
自由端反射0(同位相)
Point

固定端 = 節自由端 = 腹。節の間隔は \(\lambda/2\)。反射によってできる定在波の節と腹の位置は、端の種類と波長から一意に決まる。