設定:焦点距離 $f = 10$ cm の凸レンズの前方 $a = 30$ cm に物体PQを置く。
(1) 像の位置(レンズの公式):
レンズの写像公式 $\dfrac{1}{a} + \dfrac{1}{b} = \dfrac{1}{f}$ に数値を代入する:
$$\frac{1}{30} + \frac{1}{b} = \frac{1}{10}$$$\dfrac{1}{b}$ について解くと:
$$\frac{1}{b} = \frac{1}{10} - \frac{1}{30} = \frac{3 - 1}{30} = \frac{2}{30} = \frac{1}{15}$$ $$\therefore \; b = 15 \text{ cm}$$$b > 0$ なので実像。レンズの後方 15 cm の位置にスクリーンを置くと鮮明な像が映る。
(2) 倍率:
横倍率の公式 $m = \dfrac{b}{a}$ より:
$$m = \frac{b}{a} = \frac{15}{30} = 0.5$$倍率が正かつ 1 未満なので、像は倒立の縮小実像(物体の半分の大きさ)。
3本の特別な光線(①光軸に平行→焦点を通る、②レンズの中心を直進、③焦点を通り→光軸に平行)の交点が像の位置です。$a = 3f$ のとき $b = 1.5f = 15$ cm、倍率 $b/a = 0.5$ となり、公式の結果と一致します。
レンズの公式 $\dfrac{1}{a} + \dfrac{1}{b} = \dfrac{1}{f}$ で、$b > 0$ なら実像、$b < 0$ なら虚像。倍率 $m = b/a$ で像の大きさがわかる。