光電効果の基本式(アインシュタインの式):
$$h\nu = W + \frac{1}{2}mv_{\max}^2$$ここで:
光電効果が起こる条件:
光電子が飛び出すには \(h\nu \geq W\)、つまり
$$\nu \geq \nu_0 = \frac{W}{h}$$計算例:仕事関数 \(W = 3.0 \times 10^{-19}\) J の金属に振動数 \(\nu = 8.0 \times 10^{14}\) Hz の光を当てるとき:
光子のエネルギー:
$$h\nu = 6.6 \times 10^{-34} \times 8.0 \times 10^{14} = 5.28 \times 10^{-19} \text{ J}$$\(h\nu > W\) なので光電効果が起こる。最大運動エネルギーは
$$K_{\max} = h\nu - W = 5.28 \times 10^{-19} - 3.0 \times 10^{-19} = 2.28 \times 10^{-19} \text{ J}$$限界振動数は
$$\nu_0 = \frac{W}{h} = \frac{3.0 \times 10^{-19}}{6.6 \times 10^{-34}} = 4.5 \times 10^{14} \text{ Hz}$$古典電磁気学では、光のエネルギーは振幅(強度)に比例するため、弱い光でも長時間当てれば電子が飛び出すはずです。しかし実際には:
アインシュタインは光を「光子(エネルギー \(h\nu\) の粒子)」と考え、1光子が1電子にエネルギーを与えると説明しました。
光電効果の3大法則:(1) 限界振動数 \(\nu_0\) 以下では光電効果は起こらない。(2) 光電子の最大エネルギーは光の振動数だけで決まり、強度に依存しない。(3) 光電流は光の強度に比例する(光子の数に比例)。