${}^{14}$C 年代測定の原理:${}^{14}$C はβ崩壊により ${}^{14}$N に変わります:
$${}^{14}_{\ 6}\text{C} \to {}^{14}_{\ 7}\text{N} + e^{-} + \bar{\nu}_e$$放射性崩壊の法則より、時刻 $t$ における ${}^{14}$C の数は:
$$N(t) = N_0 \left(\frac{1}{2}\right)^{t/T}$$ここで $T = 5730$ 年(半減期)、$N_0$ は初期の ${}^{14}$C の数です。
現在の放射能が初期の $1/n$ のとき:$N/N_0 = 1/n$ を上式に代入すると
$$\frac{1}{n} = \left(\frac{1}{2}\right)^{t/T} \quad \Rightarrow \quad n = 2^{t/T}$$両辺の対数を取って $t$ について解くと:
$$t = T \log_2 n = T \cdot \frac{\ln n}{\ln 2}$$計算例:放射能が初期の $1/4$ の場合($n = 4$):
$$t = 5730 \times \log_2 4 = 5730 \times 2 = 11460 \text{ 年}$$放射能が $1/n$ のとき、試料は $t = T \log_2 n$ 年前のもの
半減期との関係:$\lambda T = \ln 2 \fallingdotseq 0.693$
任意の割合 $f = N/N_0$ に対して $t = -\ln f / \lambda = -T \ln f / \ln 2$
年代測定:$t = T \log_2 (N_0/N)$。${}^{14}$C の半減期は 5730 年。生きている間は ${}^{14}$C 割合一定、死後に減衰開始。