設定:流速 $2.0$ m/s の川を、静水上の速さ $4.5$ m/s のボートで横断。
上流に向かって進むとき:
流れと逆向きに進むので、岸から見た速さは引き算です:
$$ v_{\text{上り}} = v_{\text{船}} - v_{\text{流}} = 4.5 - 2.0 = 2.5\;\text{m/s} $$下流に向かって進むとき:
流れと同じ向きに進むので、岸から見た速さは足し算です:
$$ v_{\text{下り}} = v_{\text{船}} + v_{\text{流}} = 4.5 + 2.0 = 6.5\;\text{m/s} $$一直線上の速度合成では、同方向なら足し算、逆方向なら引き算になります。もし流速が船の速さを超えると、上り方向には進めなくなります。
一直線上の速度の合成:同方向なら足し算、逆方向なら引き算。流水中の船では「静水での速さ」と「流速」の和・差で実際の速さが決まる。
静水上の船の速さ \(v_b = 4.5\) m/s、川の流れの速さ \(v_w = 2.0\) m/s として、上り(流れに逆らう向き)と下り(流れに沿う向き)での船の対地速さを計算する。
下りの速さ \(v_d\)(川の流れと同じ向き):
$$ v_d = v_b + v_w = 4.5 + 2.0 = 6.5 \text{ m/s} $$上りの速さ \(v_u\)(川の流れに逆らう向き):
$$ v_u = v_b - v_w = 4.5 - 2.0 = 2.5 \text{ m/s} $$確認:上りと下りの平均は静水上の速さに一致するはず:
$$ \frac{v_u + v_d}{2} = \frac{2.5 + 6.5}{2} = 4.5 \text{ m/s} = v_b \;\checkmark $$例えば \(L = 100\) m の区間を往復する時間:
$$ T = \frac{L}{v_u} + \frac{L}{v_d} = \frac{100}{2.5} + \frac{100}{6.5} = 40 + 15.4 \fallingdotseq 55.4 \text{ s} $$