Step 1:鉄球にはたらく力
Step 2:浮力の計算
鉄球の体積を $V\,[\text{m}^3]$ とおくと、アルキメデスの原理より:
$$ F = \rho_0 V g $$鉄球の体積は $V = m/\rho$ なので:
$$ F = \rho_0 \cdot \frac{m}{\rho} \cdot g = \frac{\rho_0}{\rho} mg $$Step 3:力のつりあい
鉄球は静止しているので、鉛直方向の力がつりあいます:
$$ T + F = mg $$ $$ T = mg - F = mg - \frac{\rho_0}{\rho}mg = \left(1 - \frac{\rho_0}{\rho}\right)mg $$$\rho_0 = 0$(真空中)のとき:$T = mg$。浮力なしで、張力は重力と等しい。
$\rho_0 = \rho$(同じ密度)のとき:$T = 0$。浮力と重力がつりあい、糸を引く力は不要。
$\rho_0 > \rho$ のとき:$T < 0$ つまり糸は下向きに引かなければならない。物体は浮き上がろうとする。
これらの極端な場合で式が正しく振る舞うことを確認することは、答えの検算として有効です。
アルキメデスの原理:流体中の物体は、それが排除している流体の重さに等しい大きさの浮力を受ける。
$$F = \rho_0 V g$$ここで $\rho_0$ は流体の密度、$V$ は物体が排除した流体の体積(=物体が沈んでいる部分の体積)、$g$ は重力加速度。
物体が完全に沈んでいれば $V$ は物体全体の体積、一部だけ沈んでいれば沈んでいる部分の体積です。
浮力 $F = \rho_0 V g$(排除した流体の重さ)。液体中の物体に作用する力のつりあいから張力を求める。体積が直接与えられていないときは $V = m/\rho$ で変換する。