問題65 力学的エネルギーの保存

解説

直感的理解
ばねを縮めた状態では弾性エネルギーが蓄えられています。はなすと、このエネルギーが物体の運動エネルギーに変わります。ばねが自然長に戻った瞬間、弾性エネルギーはすべて運動エネルギーに変換されます。

力学的エネルギー保存則を適用:

はじめ(ばね縮み \(x_0 = 0.20\) m、速さ 0)→ あと(ばね自然長、速さ \(v\))

Step 1:弾性エネルギーを計算

Step 2:速さを求める

数値計算:\(m=0.50\) kg、\(h=5.0\) m:

$$v = \sqrt{2gh} = \sqrt{2 \times 9.8 \times 5.0} = \sqrt{98} \fallingdotseq 9.9 \text{ m/s}$$ $$E = mgh = 0.50 \times 9.8 \times 5.0 = 24.5 \text{ J}$$ $$\text{h/2での速さ:}v = \sqrt{gh} = 7.0 \text{ m/s}$$
答え:
(1) $U = 4.9$ J (2) $F = 7.0$ N
補足:一般公式の導出

\(\frac{1}{2}kx_0^2 = \frac{1}{2}mv^2\) を整理すると:

$$v = x_0\sqrt{\frac{k}{m}}$$

これはばね振り子の最大速度の公式と同じです。ばね定数が大きいほど、また質量が小さいほど、速さは大きくなります。

Point

ばねの弾性エネルギー → 運動エネルギーの変換:\(\frac{1}{2}kx^2 = \frac{1}{2}mv^2\)。なめらかな面ではエネルギーが完全に変換される。