Step 1:熱量計の熱容量
毎分 280 J の熱を加え、毎分 0.50 ℃ ずつ上昇。全体(水 + 容器)の熱容量を $C_{\text{total}}$ とすると:
$$ Q = C_{\text{total}} \times \Delta T $$1分間あたり:
$$ 280 = C_{\text{total}} \times 0.50 $$ $$ C_{\text{total}} = \frac{280}{0.50} = 560 \;\text{J/K} $$水 100 g の熱容量は $mc = 0.100 \times 4.2 \times 10^3 = 420$ J/K なので、熱量計の熱容量 $C$ は:
$$ C = C_{\text{total}} - mc = 560 - 420 = 140 \;\text{J/K} $$Step 2:氷を入れたときの温度
水 350 g(初期温度 $T_0$)+ 氷 100 g(0 ℃)を混ぜた場合。水と熱量計が失った熱 = 氷の融解熱 + 溶けた水の吸熱:
$$ (mc_{\text{水}} + C)(T_0 - T) = m_{\text{氷}} L + m_{\text{氷}} c_{\text{水}}(T - 0) $$ここで $L = 3.3 \times 10^5$ J/kg(氷の融解熱)として、教科書の初期温度 $T_0$ を代入すれば最終温度 $T$ が求まります。
氷を含む場合、まず「氷がすべて溶けるかどうか」を確認する必要があります。水と容器が放出できる最大熱量と氷の融解に必要な熱量を比較し、すべて溶ける場合のみ平衡温度を求めます。
氷が入る問題は (i) 氷がすべて溶けるか確認 → (ii) 溶ける場合は融解熱を含めて熱量保存 → (iii) 溶けきらない場合は 0 ℃ で平衡。