問題111 うなり

解説

直感的理解
おんさの枝に輪ゴムを巻くと、質量が増えて振動数が下がる。Bに輪ゴムを巻くとうなりが消えた(= AとBの振動数が一致した)ということは、Bの振動数が440Hzから下がってAの振動数に一致したことを意味します。したがって \(f_A < 440\) Hz です。

Step 1:うなりから候補を出す

うなりの回数 = 振動数の差なので、おんさB($f_B = 440$ Hz)とおんさAで毎秒4回のうなりが聞こえた:

$$ |f_A - f_B| = 4 $$ $$ f_A = 440 \pm 4 = 436 \;\text{Hz} \;\text{or}\; 444 \;\text{Hz} $$

Step 2:輪ゴムの効果で判定

おんさBの枝に輪ゴムを巻くと、おんさの質量が増え振動数が下がる

輪ゴムを巻いたBとAを同時に鳴らすとうなりが聞こえなくなった → Bの振動数が下がって \(f_A\) と一致した。

したがって \(f_A = 436\) Hz。

数値計算:\(f_A=440\) Hz、\(f_B=436\) Hz:

$$f_{うなり} = |440 - 436| = 4 \text{ 回/s}$$ $$T_{うなり} = 1/4 = 0.25 \text{ s}$$ $$\text{うなり = 振動数の差}$$
答え: \(f_A = 436\) Hz
補足:おんさの振動数を変える方法

おんさの枝に質量を付加すると振動数は下がります。逆に、おんさの枝を削って軽くすると振動数は上がります。これを利用してうなりの観測から未知の振動数の大小を判定できます。

Point

おんさに質量を加えると振動数は下がる。うなりが消える = 振動数が一致。この2つの事実から \(f_A\) の大小を判定する。