教科書(物理) 例題7:直線上の運動量保存則

解法

直感的理解
2つの小球が正面衝突すると、内力(衝突力)のみが働くので運動量の総和は変わりません。衝突前の合計運動量を計算して、衝突後の情報と組み合わせれば未知の速度が求まります。

正の向きを A の進む向き(右向き)に取ります。

衝突前:

運動量保存則より:

$$ m_A v_A + m_B v_B = m_A v_A' + m_B v_B' $$

数値を代入すると:

$$ 2.0 \times 4.0 + 3.0 \times (-4.0) = 2.0 \times v_A' + 3.0 \times 2.0 $$ $$ 8.0 - 12.0 = 2.0\, v_A' + 6.0 $$ $$ 2.0\, v_A' = -4.0 - 6.0 = -10.0 $$ $$ v_A' = -5.0 \text{ m/s} $$

\(v_A' < 0\) なので、A は負の向き(左向き)に跳ね返されたことがわかります。

答え
\(v_A' = -5.0\) m/s(負の向き = はね返された)
検算:運動量の和が保存しているか

衝突前:\(2.0 \times 4.0 + 3.0 \times (-4.0) = 8.0 - 12.0 = -4.0\) kg·m/s

衝突後:\(2.0 \times (-5.0) + 3.0 \times 2.0 = -10.0 + 6.0 = -4.0\) kg·m/s ✓

Point

運動量保存則では速度の正負を必ず統一する。\(v < 0\) の結果は「逆向きに動いている」ことを意味する。