F-t グラフの面積が力積を表します。力が時間とともに変化しても、グラフの面積を読めば運動量の変化がわかります。三角形の面積 = 底辺×高さ÷2 で簡単に計算できます。
(1) F-t グラフの斜線部分の面積
力積の定義より:
$$ I = \int_0^{\Delta t} F\,dt = \text{F-tグラフの面積} $$F-t グラフが三角形なら:
$$ I = \frac{1}{2} \times F_{\max} \times \Delta t $$力積は運動量の変化に等しいので:
$$ I = mv' - mv = \Delta p $$よって、斜線部分の面積は台車Aが受けた力積の大きさを表す。
(2) 反発係数の計算
力積から衝突前後の速度を求め、反発係数を計算する。衝突前の速さ \(v\)、衝突後の速さ \(v'\) として:
$$ e = \frac{v'}{v} $$例えば \(v = 5.0\) m/s、力積からの計算で \(v' = 3.0\) m/s なら:
$$ e = \frac{3.0}{5.0} = 0.60 $$数値計算の確認:質量 0.50 kg の物体が速度 4.0 m/s で運動するとき、運動量は \(0.50 \times 4.0 = 2.0\) kg·m/s。力 100 N が 0.020 s 間作用すると力積は \(100 \times 0.020 = 2.0\) N·s です。
力積の定義は \(I = \int F\,dt\) です。これは数学的に「F-t グラフの下の面積」に他なりません。力が一定のときは \(I = F \cdot \Delta t\)(長方形の面積)、力が変化するときはグラフの形状に応じて面積を計算します。
F-t グラフの面積 = 力積 = 運動量の変化。力が複雑に変化しても、面積さえ求めれば運動量の変化がわかる。三角形・台形の面積公式を使いこなそう。