電熱線に電流を流すと、自由電子が金属原子に衝突してエネルギーを渡し、熱が発生します。これがジュール熱です。ドライヤーや電気ストーブが温かくなるのはこの原理です。ジュール熱の計算は \(Q = IVt\)(電流×電圧×時間)が基本で、オームの法則を組み合わせることで \(Q = I^2Rt\) や \(Q = V^2t/R\) の形にも変形できます。
Step 1:公式の選択
電圧 \(V\) と電流 \(I\) が直接与えられているので、最もシンプルな形を使います:
$$ Q = IVt $$Step 2:数値の代入
$$ Q = 1.2 \times 10 \times 30 = 360 \text{ J} $$Step 1:単位の変換
時間を秒に変換します:
$$ t = 1.0 \text{ min} = 60 \text{ s} $$Step 2:公式の選択
電流は直接与えられていませんが、電圧と抵抗がわかっています。\(Q = IVt\) に \(I = V/R\) を代入すると:
$$ Q = \frac{V^2 t}{R} $$Step 3:数値の代入
$$ Q = \frac{20^2 \times 60}{30} = \frac{400 \times 60}{30} = \frac{24000}{30} = 800 \text{ J} $$ジュール熱の公式は3通りありますが、与えられた物理量に応じて最適な形を選びます:
いずれもオームの法則 \(V = IR\) を使った変形なので、本質的には同じ式です。
時間の単位に注意! ジュール熱の公式で時間は必ず「秒(s)」に換算して代入します。「1.0分」をそのまま代入すると \(\frac{1}{60}\) 倍の誤答になります。