電池の内部にも抵抗があり、電流が流れるとそこで電圧降下が生じます。起電力 1.5 V のうち、内部抵抗で \(rI = 0.50 \times 0.60 = 0.30\) V が使われるので、外部に供給できる電圧(端子電圧)は 1.2 V に下がります。スライダーで電流を変えて、端子電圧がどう変化するか確認しましょう。
与えられた値:
端子電圧を求める:
電池の端子電圧 \(V\) は、起電力から内部抵抗での電圧降下を引いたものです:
$$V = E - rI = 1.5 - 0.50 \times 0.60 = 1.5 - 0.30 = 1.2 \text{ V}$$可変抵抗器の抵抗値を求める:
外部抵抗 \(R\) にかかる電圧は端子電圧 \(V\) に等しいので、オームの法則より:
$$R = \frac{V}{I} = \frac{1.2}{0.60} = 2.0 \text{ Ω}$$閉回路にキルヒホッフの第2法則を適用すると:
$$E = (R + r)I$$ $$R = \frac{E}{I} - r = \frac{1.5}{0.60} - 0.50 = 2.5 - 0.50 = 2.0 \text{ Ω}$$端子電圧は \(V = RI = 2.0 \times 0.60 = 1.2\) V と一致します。
\(V = E - rI\) は \(V\text{-}I\) グラフで切片 \(E\)、傾き \(-r\) の直線になります。
このグラフの傾きの絶対値が内部抵抗 \(r\) です。
端子電圧の公式 \(V = E - rI\) は直流回路の基本です。電流が流れると内部抵抗で電圧降下 \(rI\) が生じ、端子電圧は起電力より小さくなります。閉回路の式 \(E = (R + r)I\) と合わせて使いこなしましょう。