2つの導体を直列につなぐと、同じ量の電流が両方を流れます。しかし抵抗率が大きい合金のほうが「電流を流すのに強い電場が必要」なので、合金側のほうが電場が強く、電圧降下も大きくなります。スライダーで抵抗率の比を変えて確認しましょう。
Step 1:電流の関係
2つの導体は直列接続されています。直列接続では電流はどこでも同じです:
$$ I_1 = I_2 = I $$Step 2:電場の関係
電流密度 \(J = I/S\) は断面積が等しいので共通です。オームの法則の微視的表現から:
$$ E = \rho J $$\(J\) が等しいので、\(\rho\) が大きいほど \(E\) も大きくなります。\(\rho_1 < \rho_2\) より:
$$ E_1 = \rho_1 J < \rho_2 J = E_2 $$Step 3:電圧降下の関係
長さ \(l\) の導体の電圧降下は \(V = El\) です。長さが等しく \(E_1 < E_2\) なので:
$$ V_1 = E_1 l < E_2 l = V_2 $$数値例:抵抗 \(R = 10\) Ω に \(V = 5.0\) V の電圧をかけると、電流は \(I = V/R = 5.0/10 = 0.50\) A。消費電力は \(P = VI = 5.0 \times 0.50 = 2.5\) W です。
各導体の抵抗は \(R = \rho l / S\) です。\(l\), \(S\) が同じなので \(\rho_1 < \rho_2\) より \(R_1 < R_2\) です。
直列なので同じ電流 \(I\) が流れ:
$$V_1 = R_1 I < R_2 I = V_2$$電場については \(E = V/l = RI/l = \rho I/S = \rho J\) と同じ結論になります。
\(E = \rho J\) はオームの法則の微視的表現。直列接続では電流(=電流密度)が共通なので、抵抗率が大きい導体ほど強い電場が必要になります。スライダーで抵抗率の比を変えて電場と電圧のバーの比を確認しましょう。