教科書(物理基礎) 問35:運動方程式

解法

直感的理解

運動方程式 \(ma = F\) は「力が大きいほど加速しやすく、質量が大きいほど加速しにくい」ことを表します。同じ力で押しても、軽い台車は大きく加速し、重い台車はあまり加速しません。この関係を式にしたのが運動方程式です。

運動方程式を使った加速度の計算

質量 \(m = 2.0\;\text{kg}\) の物体に合力 \(F = 7.0\;\text{N}\) がはたらくとき、運動方程式を使って加速度を求めます。

Step 1:運動方程式を書く

$$ ma = F $$

Step 2:加速度 \(a\) について解く

$$ a = \frac{F}{m} $$

Step 3:数値を代入する

$$ a = \frac{7.0}{2.0} = 3.5\;\text{m/s}^2 $$

加速度の向きは合力 \(F\) の向きと同じです。力が右向きなら加速度も右向き \(3.5\;\text{m/s}^2\) です。

答え:加速度は \(F\) の向きに \(3.5\;\text{m/s}^2\)

数値計算:7.0 × 3.5 = 24.5 kg

数値計算:7.0 × 3.5 = 24.5 kg

Point

\(ma = F\) は物理で最も基本的な式です。加速度は「力に比例し、質量に反比例する」ことを覚えましょう。力を2倍にすると加速度も2倍、質量を2倍にすると加速度は \(\frac{1}{2}\) です。

補足:運動方程式の3つの使い方

運動方程式 \(ma = F\) は、3つの量 \(m\)、\(a\)、\(F\) のうち2つがわかれば残り1つを求められます。

パターン1:加速度を求める(本問)

$$ a = \frac{F}{m} = \frac{7.0}{2.0} = 3.5\;\text{m/s}^2 $$

パターン2:力を求める

$$ F = ma = 2.0 \times 3.5 = 7.0\;\text{N} $$

パターン3:質量を求める

$$ m = \frac{F}{a} = \frac{7.0}{3.5} = 2.0\;\text{kg} $$