なめらかな水平面上に質量 \(m_A = 2.0\) kg のAと質量 \(m_B = 3.0\) kg のBを接触させ、Aを \(F = 8.0\) N の力で水平に押します。
Step 1:各物体の運動方程式
AがBを押す力を \(f\) とします。作用・反作用より、BはAを \(f\) で押し返します。
$$ A:m_A a = F - f \quad \Rightarrow \quad 2.0\,a = 8.0 - f \quad \cdots(1) $$ $$ B:m_B a = f \quad \Rightarrow \quad 3.0\,a = f \quad \cdots(2) $$Step 2:連立して加速度を求める
(1) + (2) で内力 \(f\) が消えます:
$$ (2.0 + 3.0)\,a = 8.0 $$ $$ a = \frac{8.0}{5.0} = 1.6\;\text{m/s}^2 $$Step 3:内力を求める
(2) に代入:
$$ f = 3.0 \times 1.6 = 4.8\;\text{N} $$数値計算:計算すると 8.0 を得る。
数値計算:計算すると 8.0 を得る。
2式を足すと内力が消えて「一体とみなした運動方程式」\((m_A + m_B)a = F\) になります。先に加速度を求め、次にどちらか一方の式で内力を求めるのが定石です。
2物体をまとめて1つの物体(質量 \(m_A + m_B = 5.0\) kg)とみなすと:
$$ (m_A + m_B)a = F \quad \Rightarrow \quad 5.0\,a = 8.0 \quad \Rightarrow \quad a = 1.6\;\text{m/s}^2 $$これは各物体の運動方程式を足した式と同じです。ただし、内力 \(f\) を求めるには個別の式が必要です。
\(f = 4.8\) N は、外力 \(F = 8.0\) N のうち「Bを動かすために使われる分」に相当します。比率で考えると:
$$ \frac{f}{F} = \frac{m_B}{m_A + m_B} = \frac{3.0}{5.0} = 0.60 $$つまり外力の 60% がBに伝わっています。Bが重いほどこの割合は大きくなります。