熱容量 \(C\)〔J/K〕の物体の温度を \(\Delta T\)〔K〕変化させるのに必要な熱量 \(Q\)〔J〕は:
$$ Q = C \Delta T $$この式を \(C\) について変形すると:
$$ C = \frac{Q}{\Delta T} $$問題の数値を代入します。物体に 500 J の熱量を与えたとき温度が 20 K 上昇したので:
$$ C = \frac{500}{20} = 25\,\text{J/K} $$熱容量 \(C\) は物体全体の性質で、比熱 \(c\) と質量 \(m\) から求められます:
$$ C = mc $$例えば比熱 0.45 J/(g·K) の鉄 100 g の熱容量は:
$$ C = 100 \times 0.45 = 45\,\text{J/K} $$同じ物質でも質量が大きいほど熱容量は大きくなります。一方、比熱は物質固有の値で質量によりません。
\(Q = C\Delta T\) は Q と ΔT が比例関係にあることを示しています。比例定数が熱容量 C です。
グラフで考えると、横軸 ΔT・縦軸 Q のグラフは原点を通る直線で、その傾きが C に相当します:
$$ C = \frac{Q}{\Delta T} = \frac{500\,\text{J}}{20\,\text{K}} = 25\,\text{J/K} $$熱容量 \(C\) の単位は J/K です。\(\Delta T\) は温度変化量であり、℃で計算しても K で計算しても同じ値です(\(\Delta T = \Delta t\))。そのため \(Q = C\Delta T\) では温度差を使い、温度そのものの値と混同しないようにしましょう。