この波は $x$ 軸の 負の向き(右から左)に進みます。
下のスライダーで時刻 $t$ を動かして,波形がどのように移動するか確認しましょう。
(点線は $t=0$ の波形,実線は時刻 $t$ の波形を表します)
波の進行方向が負の向きのとき,波形は左にスライドします。移動距離は同じく $v \times t$ で計算できます。
波は速さ $1.0\,\text{m/s}$ で進みます。
$3.0\,\text{s}$ 間に波が進む距離 $\Delta x$ は,
$$ \Delta x = \text{速さ} \times \text{時間} = 1.0 \times 3.0 = \boldsymbol{3.0\,\text{m}} $$
問題文より「負の向き」に進むので,元のグラフ全体を左($x$ 軸の負の方向)に $3.0\,\text{m}$ 平行移動させます。
作図のポイント:特徴的な点に注目する
これらをつなぐと,原点 $O$ を通り右上がりのサインカーブ($y = A \sin kx$ の形)になります。
作図では,いきなり全体を描こうとせず,山・谷・ゼロ点など特徴的な点の移動先を先に打ってからつなぎましょう。
「元の波形と同じになる」とは,波がちょうど1波長分(またはその整数倍)進んだときです。
波が1波長分進むのにかかる時間を 周期 $T$ と呼びます。
グラフから,波長(山から山,または波1つ分の長さ)を読み取ります。
$$ \lambda = \boldsymbol{4.0\,\text{m}} $$
波の基本公式 $v = \frac{\lambda}{T}$ より,周期 $T$ を求めます。
2つ以上の波が出会うとき、各点の変位はそれぞれの波の変位の和になります(重ね合わせの原理)。
数値計算:3.0 × 4.0 = 12 s
数値計算:3.0 × 4.0 = 12 s
波の進む向きが「負の向き」であっても,平行移動の考え方と周期 $T = \frac{\lambda}{v}$ の公式は全く同じです。問題文の「負の向き」を見落とさないようにしましょう。