音の3要素と対応する物理量の関係を整理します。
音の大きさは波の振幅 \(A\) で決まります。振幅が大きいほど大きな音に聞こえます。
$$ \text{音の大きさ} \propto A^2 $$音のエネルギーは振幅の2乗に比例します。振幅が2倍になると、音のエネルギーは4倍です。
音の高さは波の振動数 \(f\)〔Hz〕で決まります。
$$ f = \frac{1}{T} $$ここで \(T\)〔s〕は周期です。振動数が大きいほど高い音に聞こえます。
人間が聞こえる音の範囲(可聴音)は:
$$ 20 \text{ Hz} \leq f \leq 20000 \text{ Hz} $$具体的には、ピアノの最低音は約 \(27.5\) Hz(A0)、最高音は約 \(4186\) Hz(C8)です。\(20000\) Hz を超える音を超音波、\(20\) Hz 未満を超低周波音といいます。
音色は波形で決まります。同じ高さ・大きさの音でも、楽器ごとに異なる波形を持つため音色が違います。正弦波は純音(おんさの音)、複雑な波形は倍音を含みます。
オシロスコープで音を観察すると、横軸が時間、縦軸が変位(空気の圧力変化)を表します。
例えば、おんさAが \(f_A = 440\) Hz、おんさBが \(f_B = 880\) Hz のとき、Bの波形は同じ時間範囲でAの2倍の数の山が表示されます。振動数が2倍の関係は音楽で「1オクターブ上」に相当します。
数値計算:20 × 20000 = 400000 音の大きさ
数値計算:20 × 20000 = 400000 音の大きさ
音の3要素のまとめ:大きさ→振幅、高さ→振動数、音色→波形。オシロスコープの波形では、縦幅が大きさ、横幅(周期)の逆数が高さに対応します。