弦の固有振動の条件を導出します。
弦の両端は固定端なので、必ず節になります。長さ \(l\) の弦に定在波が立つ条件は:
$$ l = m \cdot \frac{\lambda_m}{2} \quad (m = 1, 2, 3, \cdots) $$これを波長について解くと:
$$ \lambda_m = \frac{2l}{m} $$振動数は \(v = f\lambda\) より:
$$ f_m = \frac{v}{\lambda_m} = m \cdot \frac{v}{2l} = mf_1 $$弦の長さ \(l = 0.60\) m、波の速さ \(v = 200\) m/s のとき:
$$ f_1 = \frac{v}{2l} = \frac{200}{2 \times 0.60} = \frac{200}{1.20} \fallingdotseq 167 \text{ Hz(基本振動)} $$ $$ f_2 = 2f_1 = 2 \times 167 = 333 \text{ Hz(2倍振動)} $$ $$ f_3 = 3f_1 = 3 \times 167 = 500 \text{ Hz(3倍振動)} $$楽器の弦が出す音には基本振動だけでなく、2倍、3倍…の倍振動が混ざっています。この混ざり方が音色を決めます。
ギターのハーモニクス奏法では、弦の1/2の位置に軽く触れて弾くと、基本振動が抑えられて2倍振動(1オクターブ上)が主に鳴ります。1/3の位置では3倍振動が得られます。
数値計算:計算すると 1 を得る。
数値計算:計算すると 1 を得る。
弦の両端が固定端(節)であることが出発点。「弦の長さ = 半波長の整数倍」で基本振動数は \(f_1 = \frac{v}{2l}\)。弦は全ての整数倍振動が可能です。