なめらかな床の上に三角台が置かれ、その斜面(なめらか)に小物体が乗っています。床も斜面もなめらかなので、水平方向に外力を加えると、小物体が三角台の上を滑り落ちないように動きます。「加速度を調整して、相対すべりがゼロ」になる状態です。
キーは「小物体は三角台と一体で水平方向に加速する」と仮定すること。小物体にはたらく力は重力 \(mg\) と垂直抗力 \(N\) のみ(斜面なめらか)。この 2 力の合力がちょうど水平向きになる加速度 \(a\) が、すべらない条件。
(1) 三角台と小物体が一体で加速する加速度 \(a\)、(2) 必要な水平外力 \(F\)、(3) 小物体が床から離れずに乗り続ける条件など。小物体の運動方程式を水平・鉛直に分解して連立。
「斜面なめらか」のキーポイントを忘れない — 摩擦がないので、小物体が斜面に押されている力は垂直抗力 \(N\) だけ。\(N \sin\theta\) で水平方向、\(N \cos\theta\) で鉛直方向を支える。\(\tan\theta = a/g\) は「振り子が斜めに揺れる」のと同じ式(等価原理)。\(a\) が \(g\tan\theta\) より大きいと小物体は斜面から飛び出す。