同じ高さ \(h\) まで物体を持ち上げる場合、(1) 真上に直接持ち上げる、(2) なめらかな斜面に沿って引き上げる、(3) あらい斜面で摩擦に逆らって引き上げる ── という3通りを比較する問題です。
仕事の原理:道具を使って力を小さくしても、移動距離が長くなる分、必要な仕事の総量は変わらない(摩擦がない場合)。あらい斜面では摩擦の仕事の分だけ余計に仕事が必要になります。
各場合での「引く力」と「引く力がする仕事」。仕事の原理から「重力に逆らう仕事 = \(mgh\)」が共通項です。
「斜面を使うと楽(仕事が減る)」というのは間違い。減るのは力であって、仕事は変わりません(仕事の原理)。摩擦がある場合だけ、余計な仕事が必要になります。