傾き \(\theta\) の斜面に置かれた物体に、斜面に沿った方向の力 \(F\) を加えて距離 \(d\) だけ斜面を上らせる、または下らせる状況です。物体には4つの力が働きます:加える力 \(F\)、重力 \(mg\)、垂直抗力 \(N\)、動摩擦力 \(\mu' N\)。
各力を「斜面方向に分解」して考えるのがポイント。重力の斜面成分は \(mg\sin\theta\)、垂直抗力は斜面に垂直 → 仕事 0。摩擦力は移動方向と逆向きで仕事は負です。
各力(加える力、重力、垂直抗力、動摩擦力)が物体にする仕事 \(W_F, W_g, W_N, W_f\)。
重力の仕事は「鉛直の力 × 鉛直方向の移動」と考えても OK。物体が高さ \(h = d\sin\theta\) だけ上がれば \(W_g = -mgh = -mgd\sin\theta\)。どちらの考え方でも答えは一致します。