あらい斜面を物体が滑り下りる場合、力学的エネルギーはどんどん失われます。失われた分は摩擦による熱エネルギーになります。これが「保存力以外の力(摩擦)の仕事」が登場する場面です。
位置エネルギーの減少 = 運動エネルギーの増加 + 摩擦の仕事の絶対値、というイメージ。摩擦が大きいと、底での速さは小さくなります。
(1) 斜面を滑り下りた後、底(水平面)での速さ \(v\)、(2) 摩擦力がした仕事 \(W_f\)。
\((1 - \mu'\cot\theta) < 0\) なら、滑り下りる前に止まってしまう(または静止摩擦に勝てなくて動き出さない)。物理的に \(\mu'\cot\theta \ge 1\) なら式が破綻するので、最初に動くか動かないかを確認しましょう。