水平なあらい面上で、初速 \(v_0\) で滑り出した物体が動摩擦力を受けてやがて停止する状況です。動摩擦力は運動の向きと逆向きに働くため、常に負の仕事をして物体の運動エネルギーを奪います。
「仕事と運動エネルギーの定理」によれば、合力がした仕事 = 運動エネルギーの変化。停止するということは、初期の運動エネルギーがすべて摩擦の負の仕事で消えた、ということです。
(1) 動摩擦力が物体にした仕事 \(W\)、(2) 物体が停止するまでに進んだ距離 \(\ell\)。
動摩擦力の仕事は必ず負(\(\cos 180° = -1\))。符号を間違えると停止距離も負になってしまいます。「エネルギーを奪う = 負の仕事」と覚えましょう。