軽い糸で2つの物体 A, B をつなぎ、滑車を通して垂らすと、片方が下がる分だけ他方が上がります。糸が伸びないのでA と B の速さは常に同じ \(v\)。重い方が下がりながら、系全体の位置エネルギーが減って運動エネルギーに変わります。
重要なのは「A だけ」「B だけ」のエネルギー保存ではなく、A + B + 糸 = ひとつの系として扱うこと。糸の張力は内力として打ち消し合い、外から仕事をするのは重力だけです。
(1) B が床に衝突する直前の A・B の速さ \(v\)、(2) その瞬間の系全体の運動エネルギー。
「A と B のうち重い方の運動エネルギーだけ」では足りません。2 つの物体の運動エネルギーを両方足すこと。同じ速さ \(v\) なので合計は \(\dfrac{1}{2}(m_A + m_B)v^2\)。糸の張力は仕事の合計が 0(内力)なので考えなくてOK。