高温状態のしんちゅう定規で鉄棒を測ると、定規自体も膨張しているため、目盛りの長さが 0 °C とは少し違います。「定規で測った値」と「実際の長さ」を区別する必要があります。
さらに、鉄棒自身も温度によって長さが変わります。最終的に0 °C における鉄棒の長さを求めるには、「定規の膨張」と「鉄棒の膨張」の両方を考えます。
0 °C における鉄棒の正しい長さ \(L_{\text{鉄},0}\)〔mm〕。測定時の温度・測定値・しんちゅうの線膨張率・鉄の線膨張率が必要。
線膨張率の差 \(\alpha_{\text{定}} - \alpha_{\text{鉄}}\) が正なら、定規の膨張の方が大きい → 読み値は実際より短い → 0 °C での長さは読み値より長い。符号の方向を物理的に考えてチェックしよう。