鉛の散弾を袋に入れて高さ \(h\) から床に落とすと、位置エネルギー \(mgh\) が衝突時に熱になります。これを \(N\) 回繰り返すと、合計 \(N m g h\) の熱が鉛の温度上昇に使われます。
鉛の比熱は \(\approx 0.13\) J/(g·K) と水の 1/30 程度。同じ熱量でも鉛は水の 30 倍大きな温度変化をするのです。熱力学第一法則 \(\Delta U = Q + W\) の応用:外から仕事 \(W\) を加える=熱 \(Q\) を加えるのと等価。
鉛の温度上昇 \(\Delta T\)〔K〕。落下回数・高さ・鉛の比熱が与えられる。質量は両辺に現れて約分される場合が多い。
鉛の比熱は \(c \fallingdotseq 0.13\) J/(g·K) と小さい。単位に注意(\(g\) を kg で計算する場合は比熱も J/(kg·K) に換算)。また、質量が約分できるのは「落下物=温度上昇物」が同じ場合のみ。ジュール実験(おもりで水を温める)では約分できない。