パトカー(音源)と自転車(観測者)が同じ向きに進んでいる状況です。音源の速さ \(u\)、観測者の速さ \(v\)。パトカーが後ろから追いついてきて、すれ違って前に行くまでが 1 つのシーンです。
「追い越される前」と「追い越した後」で、音源と観測者の位置関係(近づく/遠ざかる)が変わるので、聞こえる振動数も変わります。ドップラー効果の一般公式で符号を丁寧に扱えば自然に答えが出ます。
(1) 追い越す前の振動数 \(f'\):音源が後方から近づく/観測者が同じ向きに逃げる。 (2) 追い越した後の振動数 \(f''\):音源が遠ざかる/観測者は音源を追う向き。
公式 \(f' = \dfrac{V - v_0}{V - v_\text{S}} f\) の符号の取り方が最大の落とし穴。「音源から観測者への向き」を一貫して正にとること。同じ向きに動いていても、位置関係が変わると符号が変わるので、追い越す前後で式が変わる。