💡 ヒント:帯電した球体がつくる電場

📋 問題の状況を整理しよう

直感的理解

導体球に電荷 +Q を与えると、余剰電荷どうしが反発し合ってすべて表面に分布します。その結果:

これは「帯電した金属球の中は電場ゼロ」という静電シールド(ファラデーケージ)の原理にもつながります。

✏️ 求めるもの

3 つの領域における電場 \(E\) の大きさ:(1) 球外 \(r > R\)、(2) 球面上 \(r = R\)、(3) 球内 \(r < R\)。

🔬 シミュレーションで体感

👀 観察のポイント

💡 考え方のヒント

🔧 使う道具
  1. 外部(\(r > R\)):ガウス面内に電荷 +Q 全部が含まれる → \(E \cdot 4\pi r^2 = Q/\varepsilon_0\) → \(E = \dfrac{kQ}{r^2}\)
  2. 表面(\(r = R\)):上の式に \(r = R\) を代入 → \(E = \dfrac{kQ}{R^2}\)(最大値)
  3. 内部(\(r < R\)):ガウス面内の電荷は 0(全部表面にあるから外側)→ \(E = 0\)
  4. E-r グラフ:\(r < R\) でゼロ、\(r = R\) で最大値 \(kQ/R^2\)、\(r > R\) で \(1/r^2\) で減衰する形
注意

球の外部では「点電荷と同じ」電場になるのがポイント(中心に全電荷が集まっているかのように見える)。これは球対称のときだけ成り立つ特殊な性質で、正方形の導体などでは成り立ちません。また、内部の電場がゼロなのは「静電シールド」の原理で、電子機器を雷から守るファラデーケージに応用されています。