帯電していない導体に帯電体を近づけると、導体内の自由電子が移動して電荷が片寄ります。これが静電誘導です。帯電体が +Q なら、電子は帯電体に引き寄せられ、近い側が負、遠い側が正に帯電します。導体全体の合計電荷は 0 のままです。
イメージ:磁石を鉄粉に近づけると鉄粉が偏るように、帯電体の影響で導体内の自由電子が再配置されます。
導体の近い側・遠い側にそれぞれどんな符号の電荷が誘導されるか。また、導体全体の合計電荷はいくらか。
「近い側が負、遠い側が正」というのは「正の帯電体を近づけた場合」の話。帯電体が負なら逆になります。また、静電誘導(導体で起こる・電子が実際に移動)と誘電分極(不導体で起こる・分子内の電荷が少し偏る)を混同しないこと。