導線内部では、自由電子が平均速度 \(v\) で流れています。断面積 \(S\) の導線で、\(t\) 秒間に断面を通過する電子は、断面から距離 \(vt\) の範囲にある電子すべてです。
この領域の体積は \(vtS\)。単位体積あたりの自由電子密度を \(n\) とすれば、電子数は \(nvtS\)、電荷量は \(envtS\)(\(e\) は電気素量)。これを \(t\) で割れば、電流の微視的表現 \(I = envS\) が得られます。
断面積の単位換算が落とし穴:\(1\ \mathrm{mm^2} = 10^{-6}\ \mathrm{m^2}\)。また指数の計算(\(10^{-19} \times 10^{28} \times 10^{-6}\) など)は符号ミスが出やすい。結果のドリフト速度はミリメートル毎秒以下で「カタツムリより遅い」が正解 — 大きな値になったら単位ミスを疑う。