磁場 \(B\) の中、レール上の導体棒(質量 \(m\)、長さ \(l\))が電池(起電力 \(E\))と抵抗 \(R\) で構成された回路に置かれています。電池から電流が流れると棒には力 \(F = BIl\) が働き加速します。速度 \(v\) が増すと棒の誘導起電力 \(vBl\) も増え、回路電流が \(I = (E - vBl)/R\) と減っていき、最後に終端速度 \(v_t = E/(Bl)\) で一定になります。
(3) では「電池の仕事 = ジュール熱 + 棒の運動エネルギー変化」というエネルギー保存則が問われます。(4) では摩擦などの追加要素で再び一定速度になる状況が出ます。
(1) 回路の電流 \(I\)、(2) 終端速度 \(v_t\)、(3) エネルギー収支の式(電池の仕事・ジュール熱・運動エネルギー)、(4) 別条件下での新しい一定速度 \(v_t'\)。
「終端速度では加速度ゼロ」ですが、エネルギーはまだ電池から流れて抵抗のジュール熱に変わっています。終端到達までの全エネルギー収支を立てるとき、抵抗で発生する熱量と棒の運動エネルギーの両方を忘れずに。電池の起電力と棒の誘導起電力は逆向きに作用することにも注意。