コイル \(L\)、抵抗 \(R_1, R_2\)、電池 \(V_0\)、スイッチからなる回路。スイッチを操作することで、コイルに蓄えられた磁気エネルギー \(\dfrac{1}{2} L I_0^2\) が抵抗に分配されてジュール熱として消費されます。スイッチ切替後の電流の流れる経路によって、各抵抗で発生する熱量の割合が変わります。
イメージは「貯金箱(コイルの磁気エネルギー)を 2 つの財布(\(R_1\) と \(R_2\))に分配する」。直列につながっているなら、抵抗値に比例して熱量が分配されます。
(1) 定常電流 \(I_0 = V_0 / R_1\)、(2) スイッチ切替直後の電流と電圧、(3) その後 \(R_2\) で発生するジュール熱 \(Q\) の式(コイルのエネルギー \(\dfrac{1}{2} L I_0^2\) を抵抗比 \(R_1/(R_1+R_2)\) または \(R_2/(R_1+R_2)\) で分配)。
スイッチ切替直後にコイルは「電流を保つ」起電力を発生します。電流の値は連続(急に 0 にならない)ですが、コイル両端の電圧は急増します。各抵抗での熱量分配は「同じ電流が流れる直列回路」と考えれば、抵抗比で分配されることが分かります。