長さ \(l\) の導体棒の一端を中心に、磁場 \(B\) の中で角速度 \(\omega\) で回転させます。棒の各点は半径に応じて異なる速度をもちます(中心は遅く、端は速い)。回転中に棒が掃く面積から、磁束の変化率を計算して起電力を求めます。
イメージは「扇風機の羽根が磁場中で回転する」と同じ。羽根の各点で速度が違うので、棒に沿った位置で起電力の寄与が違いますが、合計するとキレイな式 \(V = \dfrac{1}{2} B \omega l^2\) になります。
(1) 微小時間 \(\Delta t\) で棒が掃く扇形の面積 \(\Delta S\)、(2) その面積が表す磁束変化から得られる起電力 \(V\)、(3) 抵抗 \(R\) の回路を流れる電流 \(I\) と向き。
「\(\dfrac{1}{2}\)」が出てくるのが回転起電力の特徴。これは扇形面積の公式 \(\dfrac{1}{2} r^2 \theta\) から来ています。直線運動の \(V = vBl\) と混同しないよう注意。\(v_{\text{平均}} = \omega l/2\) と考えれば「平均速度 × \(B\) × \(l\)」と納得しやすいです。