💡 ヒント:磁場を横切る長方形コイル(進入・通過・退出)

📋 問題の状況を整理しよう

直感的理解

長方形コイルが一様な磁場の領域を一定の速さ \(v\) で通過します。コイルが磁場に進入中退出中はコイルを貫く磁束が変化するので起電力が発生しますが、コイル全体が磁場の中に入っているとき(通過中)は磁束が一定なので起電力はゼロになります。

イメージは「コイルの縁が磁場の境界線をまたぐとき」だけ起電力が生まれます。3 つの段階(進入・通過・退出)で電圧の様子が変わります。

✏️ 求めるもの

(i) 進入中、(ii) 通過中(全体が磁場内)、(iii) 退出中の各段階で、コイルに発生する起電力 \(V\) と誘導電流の向きを文字式(\(v, B, b\) など)で表す。

🔬 シミュレーションで体感

👀 観察のポイント

💡 考え方のヒント

🔧 使う道具
  1. 段階を 3 つに分ける:進入中・通過中(全体が磁場内)・退出中
  2. 各段階で「磁場と垂直に動く辺」を特定:進入中は右辺だけ、退出中は左辺だけが磁場内で動いている
  3. 起電力を計算:その辺の長さ \(b\) と \(v, B\) を使って \(V = vBb\)
  4. 電流の向きを判定:レンツの法則。進入中(磁束増)と退出中(磁束減)で誘導電流の向きが逆
  5. 通過中は \(V = 0\):磁場と垂直に動く辺はあっても、両端の効果が打ち消し合うため
注意

「通過中(コイル全体が磁場内)」では起電力がゼロになることを忘れがち。長方形の左右両辺が磁場内にあるため、それぞれに生じる起電力が打ち消し合います。3 つの段階で起電力の大きさ向きを別々に答えること。