磁場 \(B\) の中で長さ \(l\) の導体棒が速さ \(v\) で動くと、棒の中の自由電子もいっしょに動きます。動く電荷にはローレンツ力 \(F = evB\) が働き、電子が棒の片端に集まります。集まった電子の側は負、反対側は正になり、棒の両端に電位差(誘導起電力)が生まれます。
イメージは「動く乗り物の中の人が壁に押しつけられる」のと同じ。磁場中で棒が動くと、棒の中の電子が片側に押しつけられて電圧が生まれます。
(1) 電子が受けるローレンツ力の大きさと向き、(2) 電子が集まる端と高電位になる端、(3) 棒内に生じた電場による電子への力、(4) 力のつり合いから決まる起電力 \(V\)。文字式(\(v, B, l, e\))で表すこと。
電子は負電荷なので力の向きが正電荷とは逆になります。フレミング左手の法則を使うときは「電流の向き=正電荷の動く向き=電子と逆」に気をつけて。\(\vec v \times \vec B\) の向きを正電荷で考えてから符号を反転すると間違いません。