💡 ヒント:中性子と核分裂

📋 問題の状況を整理しよう

直感的理解

ウラン \({}^{235}\text{U}\) などの重い核に遅い中性子が当たると、核が2つの中ぐらいの大きさの核に分裂し、同時に2〜3個の新しい中性子が出ます。この中性子がさらに別のウラン核に当たって…と続く連鎖反応が起きると大きなエネルギーが放出されます(原子炉・核兵器の原理)。

分裂で核子1個あたりの結合エネルギーが「Fe ピーク」に近づくため、放出エネルギーは膨大(1 反応で約 200 MeV)。

✏️ 求めるもの

分裂反応の式(A, Z 保存から決定)、放出エネルギー、連鎖反応の倍増、または \(n\) 世代後の中性子数。

🔬 シミュレーションで体感

👀 観察のポイント

💡 考え方のヒント

🔧 使う道具
  1. 反応式の保存則:A, Z で左右をそろえて未知粒子・係数を決定
  2. 放出エネルギー:質量欠損から \(Q = \Delta m c^2\)
  3. 連鎖反応:増倍係数 \(k\) と世代数 \(n\) から中性子総数 \(k^n\)
  4. エネルギー総量:反応総数 × 1 反応のエネルギー
注意

核分裂で出る中性子は速い中性子だが、ウランを再び分裂させるには遅い中性子が必要。原子炉では「減速材」(水・グラファイト)で速度を落とす。1 反応で 200 MeV は化学反応(数 eV)の10 億倍のオーダー。