💡 ヒント:壁に立てかけた棒のつりあい(演習)

📋 問題の状況を整理しよう

直感的理解

棒の A 端がちょうつがい(壁にピン留めされていて、回転は自由だが動かない点)で固定され、糸で支えられている構図です。糸の張力 \(T\)、ちょうつがいの反力 \(F_A\)、重力 \(W = mg\) の3力でつりあいます。A 端をモーメントの基準に取れば、未知の \(F_A\) のモーメントが 0 になるので \(T\) が一発で求まります。続いて鉛直・水平のつりあいから \(F_A\) の成分が決まります。

✏️ 求めるもの

(1) 棒を支える糸の張力 \(T\)
(2) ちょうつがいが棒に及ぼす力 \(F_A\) の水平成分鉛直成分

🔬 シミュレーションで体感

👀 観察のポイント

💡 考え方のヒント

🔧 使う道具
  1. (1) 力を整理:\(T\)(糸方向)、\(F_A\)(ちょうつがい、向き未知)、\(W = mg\)(重心、下向き)
  2. (1) A 端まわりのモーメント:\(F_A\) のモーメントは 0。重力のモーメントと張力のモーメントがつりあう。それぞれの「うで」を幾何(\(\sin\theta, \cos\theta\))で求めて式化する
  3. (1) \(T\) を解く:モーメント式から \(T\) が単独で求まる
  4. (2) 水平のつりあい:\(F_{Ax} = T\) の水平成分
  5. (2) 鉛直のつりあい:\(F_{Ay} + T\) の鉛直成分 \(= mg\)
注意

ちょうつがいの反力 \(F_A\) は大きさも向きも未知。だから水平成分 \(F_{Ax}\) と鉛直成分 \(F_{Ay}\) を別々の未知数として扱い、力のつりあい2式から決定する。最初に「方向を仮定して矢印」を描き、計算結果が負になれば「実際は逆向き」と判断する。