人工衛星は実は「ずっと自由落下している」のに地面に届かないだけ。地球は丸いので、十分速く水平に飛べば、落下する分と地面が遠ざかる分が同じになり、結果として円軌道を描き続けるのです。
必要な向心力は地球の万有引力が担います。「向心力 = 万有引力」というつりあいから、軌道半径 \(r = R + h\) と周期 \(T\) の関係(ケプラーの第3法則)が出てきます。
静止衛星は、その周期がちょうど地球の自転周期(24時間)と一致する軌道。赤道上空の決まった高度(およそ3.6万km)にだけ存在できます。
「軌道半径 \(r\)」と「高度 \(h\)」を混同しないこと。万有引力やケプラー則の式に出てくるのは地心からの距離 \(r = R + h\)。最後に高度を答えるときは \(r - R\) を計算する。また、\(GM\) を直接知らない場合は \(GM = gR^2\) を使うと地表の重力加速度から計算できる。これは記述式で必ず使う変形。