定積モル比熱 \(C_V\) は「体積を一定に保ちながら 1 mol の気体の温度を 1 K 上げるのに必要な熱量」です。体積が変わらない=ピストンが動かない=気体は仕事をしない(\(W' = 0\))ので、加えた熱はすべて内部エネルギーの増加に使われます。
イメージは「容器を固めて密閉した状態で温める。膨張する余地がないから熱はぜんぶ温度上昇に使われる」。
単原子分子理想気体の定積モル比熱 \(C_V\) の値を、内部エネルギーの式から導く。
「\(C_V = \dfrac{3}{2}R\)」が成り立つのは単原子分子(He, Ar 等)に限る。二原子分子では自由度が増えて \(C_V = \dfrac{5}{2}R\) になる。問題が単原子なのか二原子なのか必ず確認しよう。