💡 ヒント:金属板を挿入したコンデンサー

📋 問題の状況を整理しよう

直感的理解

電池を切り離した(=電荷 \(Q\) が一定に保たれる)コンデンサーの極板間に、厚さ \(t\) の金属板を挿入する問題です。

金属板の内部では電場がゼロになるため、実質的に極板間の電場領域は \(d - t\) に縮んだのと同じ。電場が働く「距離」が縮むと、電気容量が大きくなります。電荷が同じでも容量が増えれば、電圧は下がります。

✏️ 求めるもの

(1) 金属板挿入後の新しい電気容量 \(C'\)、(2) 新しい電位差 \(V'\)

ポイント:電池を切り離しているので、\(Q\) は変化しない(電荷保存)。

🔬 シミュレーションで体感

👀 観察のポイント

💡 考え方のヒント

🔧 使う道具
  1. 金属板内部は電場ゼロ:導体だから内部に電場は侵入しない。これが最重要ポイント
  2. 実効的な間隔:電場が働く距離は \(d - t\)(金属板の厚み分だけ縮む)
  3. 新しい容量:\(C' = \dfrac{\varepsilon_0 S}{d - t}\)。元の \(C\) を使って \(C' = \dfrac{d}{d-t}C\) とも書ける
  4. 新しい電位差:\(Q\) が一定なので \(V' = Q/C' = V \cdot \dfrac{d-t}{d}\)(\(V\) は元の電位差)
注意

金属板を挟んだときの容量計算で、\(d\) ではなく\(d - t\) を分母にするのを忘れない。また、「電池を切り離しているか、つないだままか」で一定に保たれる量が変わる:切り離し → \(Q\) 一定、つないだまま → \(V\) 一定。どちらを使うかで答えの流れが180度変わる。