金属は温めると「抵抗が増える」性質があります。これは、温度が高くなると金属原子が激しく振動し、その振動が自由電子の通行を邪魔する(衝突頻度が増える)からです。混雑する駅構内で人とぶつかりながら歩くようなもの。
温度が \(\Delta T\) だけ上がったとき、抵抗率の増加分 \(\Delta \rho\) がどれくらいかを求める問題です。
0°C での抵抗率 \(\rho_0\)、温度係数 \(\alpha\)、温度変化 \(\Delta T\) から、抵抗率の増加分 \(\Delta \rho\)〔Ω·m〕を求める。
求めるのは「増加分 \(\Delta \rho\)」であって「変化後の抵抗率 \(\rho\)」ではない。混同注意。また、指数 \(10^{-8} \times 10^{-3} = 10^{-11}\) のように、指数同士を足す(掛け算)ことを忘れずに。温度係数 \(\alpha\) の単位は「/K」で、温度差が K でも °C でも同じ数値を使える。