電流計には「これ以上の電流を流すと壊れる」最大値があります。もっと大きい電流を測りたいときは、電流計の横にバイパス(分流器)を並列に付けて、余分な電流を逃がします。水路に例えるなら、1 本の細い水路ではあふれてしまうので、隣にもう 1 本の水路を作って分担させるイメージ。
電流計の最大値 \(I_g = 50\) mA、内部抵抗 \(r_a = 9.0\) Ω。これで 10 倍の 500 mA を測れるようにするには、分流器の抵抗 \(R_s\) をいくつにすればよい?
電流計と並列につなぐ分流器の抵抗 \(R_s\)〔Ω〕。公式 \(R_s = \dfrac{r_a}{n-1}\) を使う典型問題。
分流器は並列・低抵抗、倍率器(電圧計用)は直列・高抵抗。逆にしないこと。また、公式 \(R_s = r_a / (n - 1)\) の分母は「n − 1」であって「n」ではない。倍率 10 倍なら分母は 9、これを間違えやすい。