💡 ヒント:倍率器の抵抗値

📋 問題の状況を整理しよう

直感的理解

電圧計の測定範囲を広げたいときは、電圧計に直列に高抵抗(倍率器)を追加します。電圧計だけでは 3.0 V までしか耐えられないなら、残りの電圧を別の抵抗に負担させる発想。みんなで一緒に電圧を分担しあうイメージ。

直列回路では電流はどこも同じ。なので電圧の配分は抵抗の比で決まります。電圧計の内部抵抗 \(r_v\) と倍率器の抵抗 \(R_m\) が直列で、全電圧 30 V のうち電圧計に 3.0 V、倍率器に 27 V を割り振る設計。

✏️ 求めるもの

電圧計に直列接続する倍率器の抵抗 \(R_m\)〔kΩ〕。公式 \(R_m = (n - 1) \, r_v\) の典型問題。

🔬 シミュレーションで体感

👀 観察のポイント

💡 考え方のヒント

🔧 使う道具
  1. 倍率 n を求める:測定したい最大電圧 V を、電圧計の最大値 \(V_g\) で割る
  2. 公式適用:\(R_m = (n - 1) \times r_v\) に代入
  3. 別解(理解派):
    • 直列の電圧分担:\(V = V_m + V_g\)
    • 倍率器にかかる電圧:\(V_m = V - V_g\)
    • 電流共通なので \(R_m = V_m / I\)、\(r_v = V_g / I\) より \(R_m / r_v = V_m / V_g\)
  4. 単位:問題では kΩ なので、計算結果も kΩ で揃える
注意

分流器との対比を整理:
・分流器(電流計用):並列・低抵抗・\(R_s = r_a / (n - 1)\)
・倍率器(電圧計用):直列・高抵抗・\(R_m = (n - 1) r_v\)
公式の形が似ているので混同注意。倍率器の分母は「1」で、\((n-1)\) は掛け算側に来る。